万年塀が傾いてしまい危険なので困っている、との相談を受けて施工しました。

傾いた塀の撤去、そしてその後に石積みと竹垣を設置しました。

使用した材料はすべて自然素材です。

• 石
• 竹（敷地内にて採取）
• シュロ縄
• カシの丸太
• モミの丸太

モルタル、コンクリートなどは使用していません。

石の重心を見極めて、崩れることのないように積んでいきます。

また、石自身の重みで落ち着いてゆくため、時間経過とともにより堅牢性が増していくのも石積みの魅力です。

不規則な石のリズムと、竹垣の端正な姿がおもしろい空間になりました！

【空石積】の施工の様子です

隣地との境に雑草対策のため何か良い方法はないかとの相談を受け、施工しました。

ブロックや防草シート、砂利等一般的な方法もありますが、今回はモルタルやコンクリートを使用しない『空石積』をおすすめしました。

石積をおすすめする理由は

①他の施工方法に比べ圧倒的に寿命が長い(半永久的)

②周囲の景観によく馴染む

③時間の経過と共に良くなる(見た目、強度)

④トカゲやカナヘビ等害虫を食べる生き物の住処になる

⑤何度でも修復可能で、コスト的にも優れている

などなど、良い点ばかり。

石も様々な種類がありますので、見た目もオシャレにもできます。例えば短い距離でも小さな石を使えば立体感も出せますし、洋風、和風問わず馴染ませることができます。

特に空石積といって、コンクリートやモルタルを使わない石積の手法は現代では失われつつある技術でもありますが、時代の波に逆らう安部植木では今後ますます広めていきたい手法です。過去から学び、現代に生かし発展させ、未来に繋ぎます!!